ギルド最高戦力の帝に

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ユウキ「はぁ、なんですか?」 王様「いや、俺もお主の顔が見たいのだが。」 何を言ってんだ? ユウキ「先程も言ったが、顔を見せる義務は 無いだろ?」 王様「そうだ。だからこれはお願いだ。」 なんか、王様は開き直ったように言ってきた。 ユウキ「一応聞くが、なんでそんなに見たいんだ?」 王様「む、それは娘と同じ理由だ。」 ユウキ「…わかりました。 しかし、これだけの人に見られるわけには行かない。 見せるとしても、王族だけだ。」 見せるだけでも嫌なのに王族以外もとなると 本気で帰るぞ。 王様「わかった。おい、我々王族以外は部屋から出てくれ。」 騎士1「いえ、駄目です!! 陛下にもしもの事が合ったら…」 出てけと言う王様の言葉に騎士の1人が 異議を唱える。 まぁ、彼の言ってる事は理解出来る。 騎士は国や王族を守るのが仕事。 自分で言うのも変だが、こんな怪しい格好を している人と王族だけには出来ないであろう。 王様「いいから、行け!!」 騎士1「しかし…わかりました。」 まだ食い下がる騎士1に王様が人睨みすると 騎士1は 渋々了解して出て行き、他の騎士や魔法使い?達も 謁見の間から出て行った。 王様「さぁ、これで人払いはすんだぞ。」 ユウキ「わかったが、最初に言っておこう。 何を見ても驚くなよ?」 そう言って私はフードをとる。 国王「なっ!?」 国王は姿が変わった私に驚いているようだ。 王女はなんか、固まっている。 ユウキ「私は見ての通り女です。 男の体と声になっていたのは変装の為です。 もう帰って良いですか?」 何時までも城に居たくはないんだけど。 ルリ「なっ!?貴女は… お姉様!?」
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