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だけど、みんなのニヤニヤ顔に押されたのか、ヒロムが「何分?」って聞きだして、「十分」と谷くんが言った。
あたしの腕をとったかと思うと、「行くよ」って言った。
「えっ?」
へっぴり腰なあたしをベッドまで連れて行くと、座らせた。ヒロムの部屋は広いせいか、みんなのいるテーブルとベッドまでの距離は離れていた。
「なんもしないから」って真顔で言った。
奥から男の子たちが「早く!」とか、「布団、頭までかけろよ!」なんて声が飛んでくる。
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