彼は。
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彼は。
「未亜(ミア)欲しい?」 あたしの上に乗った裕(ヒロム)がいつもするみたいに、そう訊く。 だから恥ずかしそうに小さく頷く。 ヒロムの誘導尋問に導かれるまま、彼の求める羞恥の言葉が口に出る。その度、無表情であたしを見下げる。 その視線がナイフでも刺す様に冷たいから、より恥ずかしさに拍車をかけた。 それからゆっくりとあたしの脚を広げて、スタンダードな態勢で形を繋げた。
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