幸せの果て。

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幸せの果て。

~AM11時35分~ 10月の後半に入ろうとしている頃 都内マンションに美しい女性が、まだ1才になったばかりの可愛らしい娘をベビーカーに乗せマンションのエレベーター前で上のボタンを押していた 綾 「マナちゃん今日はいいお天気だったね!」 娘の顔を覗き込み微笑む綾はエレベーターに乗り込む ドアが閉まるとほぼ同時に男がマンションの非常階段を全速力で駆け上がって行った 綾はエレベーターの中で微笑みながら、マナの髪を手ぐしで直していた 綾「今日はパパが早く帰って来るんだって!嬉しいね」 その声に反応してマナがニコニコ笑顔で返す そんないつもの幸せな時間だった…
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