Episode3

2/10
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
  † † 「星が不吉に動いている」 「フィーラ様?」 桃花達が学校へ行っている間とある国の女占い師は呟いた。 「星と星がぶつかりあい、お互いを消そうとするような……」 「星と星がぶつかりあい互いを消す?」     ・・・ 「そう、二年前の事件からやっと平和がきたと思ったのに…」 フィーラがため息をすると二人のもとへ一人の弟子占い師が慌てて駈けてきた。 「フィーラ様!」 「……何?」 「風栄様の家に五十嵐の手下が押しかけたそうです」 それを聞くとフィーラは嫌な予感的中というように頭を抱えた。 ───ついに動き始めたのか。 「……"姫"は?」 「日本に避難しているそうです。……ただ」 「ただ?」 (ここまでの会話文アラビア語)    
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!