第一章~すれ違い~

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『君の暖かい手』 いきなり君の前から居なくなってごめんね。 僕は、君に一生許して貰えないだろうね……。 だって、君の心にキズをつけたから……。 あの時は来年も一緒にいようって言ったのに僕は、君との約束を守れなかった……。 僕は、自分に自信が無くなったんだ……。 君を幸せに出来るか……。 だから、逃げ出してしまった……。 余計に君を傷付けたね……。 でも、いつも君は僕の隣で微笑んでいたね。 君のその笑顔に何度も救われたよ…。 最後に握った君の手は、大地に恵みをもたらす太陽のように暖かい手でした……。
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