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その紙をくしゃくしゃに丸めゴミ箱に捨てた。 私は家族であって、家族ではなかった。 「なんでよ...!!」 悔しさと共に涙溢れてきた。 いつまで経っても‘愛子ちゃん’ 私はいつまで経っても娘になれない。そんなのはとうの昔からわかっていたが、悔しくてたまらない。 「ねぇ、藍子。私はいつまで貴方の代わりをしていれば良いの?違うね。いつになったら、私は貴方の代わりになれるの?」 一生帰って来ないであろう質問は、虚しく、部屋に消えていく。
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