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おばさんに駆け寄った。
「藍子なの?」
ピーポーピーポー
と救急車が近付いてくる。
「みなさん退いてください!」
さっきまですぐ近くにいた人達が一気に退いた。
救急隊員の人はおばさんから藍子を優しく取り上げ、静かに担架に乗せて呼吸器を付けた。
「お母さん急いで乗ってください!」
「はいっ!」
その日から藍子と会うことはなくなった。
私は毎日15時になると船公園に行った。だが藍子は現れなかった。
あれから何日経ったのだろうか?
藍子のお母さんが私の前に現れた。
「アイコちゃんよね?」
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