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「愛子。今日は直ぐ帰るの?」
「うん...」
小さく頷き言った私に何かを感じとったのか、「気を付けてね」と言った。
百合と私は小学校からの仲だから、もう10年以上の付き合いだ。
私は百合が好きだ。きっと彼女もそうだろう。
私はゆっくりと帰路を辿った。いつもは息を競らせて家へと帰るが、今日の私には辛い道でしかない。
できることなら帰りたくない。辛い現実なんて見たくない。
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