きらきらせぶんでぃず。

3/4
前へ
/9ページ
次へ
ににちめ。 「(はぁ、今日もかっこいいなあ、山田くん…って、ダメだダメだっ)」 あたしの大嫌いな数学を真剣に受けてる山田くんの横顔が、あまりにかっこよくてずっと見つめてしまっていた。 「ん?どうしたの、鈴木さん。何か分からないとこある?」 「あ、ううん…分からないとこは全部なんだけど、別に何もないから大丈夫だよ」 優しい山田くん、ますます惚れちゃいそう。 「俺でよかったら教えるよ?どうせ今週ずっと部活ないしさ。どう?」 「えっ…、でも、迷惑じゃ…」 「ぜんっぜん!てか、むしろ俺教えたい!」 はぅう…山田くんは、どこまでかっこいいんでしょうか。 でも、こんな約束しちゃったら…周りの女子からの視線が突き刺さる。 「じゃあ、明日の放課後にでも!」 ちょっと進展。ににちめ。 _
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加