夏の日

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翌日から不妊治療をしている病院を探し一週間後の予約をとっ1週間後。 受付を済ませそれぞれ問診票に記入した後、それぞれ別室で検査を受けた。 結果は1週間後。期待と不安を抱え再び病院に向い、通された部屋で医師が口を開いた。 『無精子症』 聞いたことのある病名。しかし自分には無関係だと思っていた病名。 医師の説明によると『自然に子供に恵まれる率は低い』という、比較的重い状態であることが判明。 あまりにもショックが大きすぎ医師の説明は半分も覚えておらず、気付くと自宅で最近気に入っているコーヒーが入ったカップを手に持っていた。
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