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「うげっ…てことは、俺たちここに幽閉されたってこと?」
「そういうことだ…ああ、言い忘れてたが、師匠が…」
そう言いかけて青ざめる。
そうだ!!我は、夕飯前には、帰るように言われていたのだ!
まずい!約束を破れば師匠に殺される!!
「おい、フリーター、今すぐ家に帰るぞ」
「は?何いきなり」
なにもわかってないこいつが、羨ましい。
「ていうか、どうやって帰るんだ?逃げようにもここと、天井の間には、結界があるぞ」
こいつが、言う事は、最もだがかまっている暇はない。
後から思えばこの時我は、相当混乱状態だったのだろう。
大体良く考えれば、夕飯前に帰るのは、無理な話しだ。
おそらく体が作り変わっている時にはすでに、夕飯時は過ぎているのに…
それでも、我は止まらない。
かつて、契約した次元を渡る者を呼ぶ。
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