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…現在時刻、22時。
異界ジェノサイダー須田恭也、神代家門前。
準備は整った。
…現在時刻、22時。
対象はリア充、限定のテロリスト。
今日だけは警官だということには目をつむってほしい。
【炎上のメリー☆クリスマス】
どこをどうみてもリア充ばかり。
イチャイチャイチャイチャ…なんだってんだよ!
俺なんか…パーティー追い出されたんだぞ…畜生、この恨み晴らさでおくべきか!
『本当に…やる気なの!?』
『勿論。俺をリア充候補から外しやがったんですから。』
『だからって…!』
『止めないでください、石田さん。これが、俺のなすべきこと…』
「ジャスタウェイ…俺の命と引き換えだ!←」
神代家門前、どでかいジャスタウェイ(爆発すると催涙スプレーが飛び散る)を置いて、須田恭也は神代家を後にする。
ちなみに、門を開けると爆発する仕組みだよ☆
一方その時刻、石田は何をしているのかというと…
「…ふふ…ふふふふ…」
赤い水(屍人化致死量)の入った穴あきの輸血パック(特大)を雪の中に埋めていた。
踏んだリア充を屍人化させ別れさせるという地味ながら凶悪な罠を仕掛けているのだ。
これでは無差別と思われがちだが、
きちんとデートスポットの道に埋めているという周到さ。
「「リア充爆発しろ☆」」
そして暫くして、恋人たちの悲鳴が響き渡ることとなる。
「千の風になれ☆」
「供養してやるわ!!」
「…何をやってるんです?」
「「…あ」」
だが彼らには盲点があった。
「こんなに屍人化する可能性をそこらじゅうに埋められては俺も敵わないんですがねぇ?」
「み…」
「宮田…さん…」
至上最凶のリア充、
宮田司郎の存在を…
その夜、宮田医院からは殴られるような音と輸血用に血を抜かれまくる須田の悲鳴がなりやまなかったという…
end
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