最後の微かなヒント

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最後の微かなヒント

末広に会おうと職場に警察は向かった。 今日は平日昼間だからいるだろう。 そう、思ったのだが。 「今日は休みだよ。」 お爺さんはそう答えた。 「今日はパワポケやるんだとか言ってましたし、多分自宅にいますよ。」 (シフト?) 青年は張り紙を、覗いた。 「末広さんは真面目に来るかたですか?」 「ええ、ここに来てから無遅刻無欠勤です。」 「そうですか、お騒がせしました。」 「?」 職員は不思議そうにした。 「実は連続殺人の参考人である可能性があったのですが、この不定期なシフトでアリバイ成立みたいです。」 「ああ、一緒にニュース見ていたくらいですからね。実は末広も嫌疑かかるかなとぼやいてましたよ。」
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