14人が本棚に入れています
本棚に追加
恋の詩
今日は12月24日。言わずと知れたクリスマスイヴである。
世界中が何となくお祭り気分になるこの日。俺の住む日本では本来の宗教的な意味はなりを潜め、主に恋人達があちこちでいちゃこらする日となっている。
その事について、俺はとやかく言うつもりはない。いや、むしろ賛成だ。
俺も健全な男子学生なのだから、そりゃぁ可愛い彼女といちゃこらしたいさ。
例えばこんな感じだ。
学校帰りに街に繰り出し、二人でお互いのプレゼントを選んだりして、そのあと、クリスマスケーキ代わりのクレープを二人で分け合う。
うん。なかなか悪くないクリスマスイヴの放課後だ。
だが現実は少し違っていた。
最初のコメントを投稿しよう!