淡い想い

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------ 「はぁ…」 結局、帰ってこなかったし… なんだよ… いつものように学校へ行く支度をする 「よし…行くか」 ガチャ 家を出て学校へ向かった スタスタ 陸斗さんのことは気になるけど学校には行かなくては… スタスタ てか、昨日は寝れなかったし… 陸斗さんのばか… 帰ってこいよ… 歩きながら考えていると 「あれ…?海音おはよぉ!」 悪魔がやってきた… はぁ… めんどくさい奴がきたよ 「気むずかしい顔しちゃってぇ~」 ツンツン 俺の頬をつついてくる馬鹿… イライライライラ はぁ…ったく! 「こんのっ!ばか兄貴っ!」 バコッ 俺は 自転車に乗っている兄ちゃんに 思いっきりグーで殴った 「いっ…痛い…っ」 うずくまって俺を見る兄ちゃん… 「ふんっ!自業自得だっ!」 兄ちゃんのばか 「なんだよ~、あっ!」 急に兄ちゃんが思い付いたように立ち上がった 「も・し・か・し・て♪」 兄ちゃんは 俺の耳に近づいてきて こう言った…
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