本当は…『異』

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「なっ何しに来たの? まさかまた…浚いにきたの?」 「まさか。そんな烏滸がましいことしませんよ 姫のファーストをいただきに 参りました」 「は?」 チュ… 「っ!変態!」 「やっぱり…そっくりだ」 「はぁ?」 「ショウ…」 「なに。」 ショウは俺の恋人だった…。 でも…天界の血を引いたところもあり、いじめられた。 傷だらけの真っ白な羽根を 見た時…俺は助けたい そう思った。 触ろうとしたら…明らかに拒絶を示したから大丈夫だよっていいながらそっと触れた。 『きみ…僕をいじめないの?』 『いじめてどうするの?』 『焼いて食べられる?』 『ぷはっ!ナニソレ 悪魔はそんな趣味ねぇし!』 『じゃ、じゃあ… 何するの…?』 『俺だったら… あんたのファーストを もらうな。』 『は?』 チュ… 『っ…変態!』 あれが、ショウとの出会いだった…。 でも…ショウは俺と付き合っている間も何度もいじめにあって… ショウは俺に言おうとしてたのに俺は気づいてあげられなかった。 悪魔でも天使でもあるショウは悪魔界にいても天界にいても…いじめられた。 そんな人生だった。 「生まれ変わりみたいなんだよ ショウの… 見てるだけで抱きしめたくなる 抱きしめて…不安を取り除きたい…」 「あのさ、悪いけど 俺、ショウさんじゃないんで そんな重ねて俺のこと見ないでよ。俺だって…本気なのに」 .
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