甘い声に誘われて『異』

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「悟くん…っ」 ぎゅって抱きついてきた咲くんの背中にそっと手を伸ばし抱き締め返した。 「…戻った…の?」 「うん、ごめんな 咲くん…おいら発情しちゃうから今度無意識に誘わないでね」 「誘うって…? 何のこと?」 首を傾げて、上目遣いをする咲くんに溜め息をついて 「そーいうことするとまたおいら、襲っちゃうぞ」 「やだ!!」 「んじゃあ半径1メートル以内、近づいちゃ駄目」 うーと唸りながらも咲くんはそっと離れた。 ガチャッと音を立て、咲くんの家に入ってきた人物は壱だった。 「あれ?青海さん、来てたんですか」 「うん、食べに来た」 「あ…そ。 食べに来たのね。 で、食べた?」 「うん」 「じゃあ帰りましょうね 咲さんはそんなに暇じゃないんで」 「……ぅん」 「ぁ…帰っちゃうの? 悟くん…」 「ん。」 「あ…待って」 チュ…ッ 突然、咲くんからキス。 「…// 待ってるね」 「ん。」 頭を撫でて、咲くんと サヨナラした。 . end 最後は甘かった;
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