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「はぁ…」
深くついたため息。
今日は二人に結構血を吸われたため…;
少々身体が怠い。
身体をゴシゴシとスポンジで洗いながら鏡に映る、はっきり分かるくっきりついた穴。
不思議と痛みはないのだけれど身体は怠い。
まぁ…俺の血液が無きゃ…二人が壊れちゃうからね…。
「しょーくん
じゃまするぞ~」
なんて声と共に青海さんが入ってきた。
驚いてとりあえず身体を隠したけど…。
「ぷっ…咲くん
男どうしなのに何で隠すんだよ
女々しいな…」
「…//だって…
青海さん、急に入ってくるんだもの…しょうがないじゃん」
ニヤニヤしながら俺の身体を見る、青海さんはさっさとシャワーを浴び、身体と頭を洗って湯船に入ってきた。
「何で入ってきたの?」
「…壱が早く入れって。」
「…;」
こーいう時は急かさなくていいのにっ!
壱のばかっ!
密着して、体温が伝わる。
とく、とくとさっきから早くなった心音が伝わりそうで…恥ずかしい。
「しょーくん」
「っはい!」
「?どうした…緊張してんのか?こんなにくっついてるから…」
ぎゅっと抱きつかれてびくりと微かに反応する俺。
あ~っ青海さんっ
それ以上俺に触れないでっ//
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