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「しょーくん
ホカホカする…」
「当たり前でしょ//
あなたより前から入ってたんだからっ」
「咲くん見てると…血吸いたくなる…」
と言った瞬間、生暖かいものが首筋に触れた。
「っ…ん!
なっに…?」
「チュ…」
歯を立てられ、牙が奥へ奥へと進む…。
「あ…っや」
「ゴク…ッ」
「ふぁ…やだっ青海さん…っ」
抵抗出来なくて、俺が暴れるとお湯が波を打つ…。
「は…っあ、ん」
「あ。」
「え?なに…っ」
青海さんは湯船を見つめた。
「血…」
青海さんが見つめる先は俺の首筋…。
「っ!?ナニコレ!?」
「…オイラの口から溢れ出たしょーくんの血液?」
「はぁ…」
溜め息をついた瞬間、グラリと視界が揺れた。
でも、目を擦って…何ともなかったから…ほっといた。
「しょーくん、反応してる…」
じっと、青海さんが見る方向にはいつもと形状が違うソレ。
「わっ///」
慌てて手にしていたタオルで隠すと青海さんはふにゃりと笑って俺の身体に手を回した。
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