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「キーイちゃんっ!」
「ケツ触んな、変態」
「ひどっ!変態はキイでしょ?
いっつもリーダーのケツ
触ってるくせにっ」
「大崎さんのケツは
柔らかいからいいんです」
「…んー」
「あっ大崎さん」
まるでハートマークが
文の終わりにつきそうな
勢いでキイは悟くんに
抱きついて行った
俺…ケツ触って欲しいとか
思ってるワケではないけど…;
ぎゅってされたい
俺だってキイの恋人なんだし…
最近、なんか素っ気ないし
ふぅ…と深い溜め息をついたら
迅がこっちを見ていたので
首を傾げたら…
「汐さん、疲れてる?
それとも…こっちのお悩み?」
手でハートを作った迅
「…ん、何でもないよ
ちょっと疲れちゃっただけ」
「そうか?」
「うん」
迅は優しいから俺のことまで
気を配ってくれる…
キイって…本当に俺と
付き合っていいのかな…?
本当は俺がしつこいから
無理矢理付き合ってくれてる
とか…キイも優しいから…
俺に同情して…
嗚呼…だめ
考えるとすぐに
ヤなこと考えちゃう
でも…正直キイを
信じられなかったのは事実
好きって言葉もキスも…
嘘なのかなって
疑った俺はやっぱり弱虫?
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