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「はぁ…」
今日は何か寝られなくて
夜通し泣いていたから…
目が赤く腫れ上がっていた。
「これじゃ…
俺だけ被害者みたいじゃん…」
キイが被害者だって…
自分でわかってるのに…
こんな姿みんなに
見せられないのに…
俺って何でこんなに醜いんだ
キイの重荷になっちゃ
いけないんだ
パンッと頬を叩いた
「おはようっ」
「おはよ…」
「はよ」
「おっはよ~汐ちゃんっ
あれ?目…腫れてない?」
「え?そーかな…」
今日はキイに
会わないようにしなきゃ…
「迅、今日俺…
朝食いらないから…」
「は?何で…?」
「お腹空いてないんだ」
「……」
拒否されないうちに
ダイニングから立ち去って
洗濯物を干した
.
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