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「じゃあ、咲さん。ちゃんと鍵閉めてから寝るんですよ?それから…何かあったら僕を呼んでくださいね。」
「うん」
「あ、それから
青海さんは今、発情期なので頼らない方が身のためですよ」
なんだよ、発情期って;
「説明してあげましょうか?」
「ぅえ!?声に出てた?」
「えぇ。まるっきり
発情期というのはまぁ、あれですね。欲情期と言った方がわかりやすい」
「あぁ、欲情期なら分かるわ」
「じゃ、気をつけて」
欲情期って…悟くん、大丈夫なのかな…?
ガタタッと音がして目を向ければ風で窓がぶつかった音だった;
「なんだよ;
びっくりさせんなっての」
「なんだよ、そんなに俺が嫌か?ショウ…」
「嫌も何も………
えぇっ!?うわ、どうしよう!?
悪魔だ、悪魔だっ!
壱っSOS!SOS!」
「落ち着けよ
俺だっつーの!」
「あれ?君は…いつぞやの…」
『姫は何時でも可愛いですね』
にこやかに笑って
一礼した、悪魔界の監視委員。
「えっと…名前聞いてなくて…で、名前は?」
「末下仁だよ
言ってなかったっけ?」
「…忘れた」
「…ひでぇ;」
.
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