羅意李

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今思い返せば、 『羅意李』が生まれたのは うちが中2の頃だったかな?? 最初の『羅意李』は 簡単に言えば、なりたい自分。 どんなことを思って 『羅意李』が生まれたかは、 そうとしか覚えてないや… 『羅意李』はなんでもできる。 みんなと仲良しで、 いつも笑ってる。 んでスタイルは標準。 なんでもとはゆったけど 頭はバカで自由人。 それでもいつも笑えるだけの 【楽しい】を見つけられる 天才。 そんな『羅意李』に うちはなりたかった。 でもその時(今も…)のうちは デブ、バカ、自己中、能無し。 目の前の壁に立ち向かおう そうは思いはするけど、 最後は逃げることしか できない…。 いつかは死ぬんだ。 って言葉を頭に 今を、見ようとも 生きようとしない 何事もテキトー な、自分だった。 『羅意李』はそんなうちとは 真逆、正反対… 鏡のような反対側の自分だった。
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