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そう決意してからもう三ヶ月が過ぎた。
わたしはいまだに藤岡とただの友達だ。
今日こそは…告白する!
「藤岡っ!あのさ、今日の放課後空いてる?」
「おー空いてるけど、なんで?」
「なんでって…えっと…あ!新しくできたゲーセン行かない…?」
藤岡、なんで俺誘うんだとか思ってないかな…。
…断られませんように!
「あー駅前の?いーよ」
「ほ、ほんとに?」
「うん」
「じゃ、放課後ね!」
「おう」
やったやったやったぁ~!
藤岡と…放課後デート。
たのしみ!
「茜さ…藤岡となんかあったの?」
わたしが浮かれていると友達の満月(みつき)が話しかけてきた。
満月はわたしが藤岡を好きなのを知っている。
「へっ?なんで?」
「だって…茜が授業中話聞かないでニヤニヤしてるなんて、藤岡絡み以外ないから」
「に、ニヤニヤしてた?」
「してた」
「わー恥ずかし」
「で、なによ」
「実は藤岡と放課後遊ぶことになってさー…」
「まじ?やったじゃんー。じゃ、今日こそは告白頑張りなね」
そ、そっか。
浮かれて忘れてたけど、わたし告白するために誘ったんだった。
「うん、がんばる!」
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