約束は違えていた

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「あーっと、確か俺の教室は、2組だったっけか」 俺はクラス表を確認して、4階に上がった。 ちゃんとそこが1年2組であることを見てから、教室の中に入ろうと―― したが、ドアのところで誰かにぶつかってしまった。 誰だかは分からなかったが、若干俺より身長が低いのと、少し長い髪で相手が女であることは分かる。 「あ、わりい」 俺はとっさに謝って彼女の脇を抜けようとするが、何故か彼女はそこを動かない。 俺は彼女が動かない事に眉をひそめるが、肝心の相手はある一点を凝視したまま視線を外さない。 その一点とは、 俺の股関、
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