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「では、これよりアーク学園入学式を始める」
新入生が集まった体育館の壇上で先生らしき人が話す。
新入生の中にはもちろんアルスやカレンもいる。
「はじめに、学園長からの言葉だ。」
先生は少しだるそうに壇上を降りて行く。
それと入れ違いに20代後半に見える男性がのぼってきた。
「ようこそ、アーク学園へ
私はこの学園の学園長であるアウレオルス=ファンブルだ。」
威厳のある声でそう言った後、少し顔を崩して言う。
「私は長い話が嫌いでね、
簡単に言わせて貰おう。
魔法とは道具の一つである。
使う人によって守る為の力にもなり、また人の命を奪う力にもなる。
その事を知っておいて貰いたい。
そして、勉学に励むように....以上。」
.....本当に短かった。
アウレオルスは壇上から降りようとして止まった。
「そういえば、言い忘れていたな、今年は私の娘も入学している、手を出したらただじゃおかないからな。」
そう言って降りていった。
体育館にいる全員が感じた
"学園長は親バカ"であると。
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