Five Years Later

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暫らくして、アルスの前の女子の紹介が終わり、アルスが前にでる。 アルスは窓側の一番後ろの席に座っていたので、最後だ。 「....アルス=リウルス...魔力は無い.... 趣味も特にない....」 アルスが言い終わると、教室がざわめく 「(おいおい、魔力なしだってよ。)」 「(何でこの学校にいるんだ?)」 本来魔力を持たない者は魔盲と呼べれ、蔑まれてきた。 魔法学校に通うなんてもってのほかだ。 「.....」 アルスが自己紹介を終えて、席に座るために戻ろうとする。 「おいおい、フードくらい外して顔を見せてくれないか?」 ブランクがアルスにそう言った。 アルスは動きを止め、ブランクを見ていたが、諦めたのか、フードに手をかけ、外した。 「結構、イケメンじゃないか。」 ブランクがそう言う。 確かにアルスは黒髪の両耳にピアスを付けたイケメンでなのだが、魔盲だとわかっているので、女子が騒ぐことはない。 「.....」 アルスは少しクラスを見渡す。 「っ!!」 ちょうどアルスが自分の席付近を見た時、アルスの前の席の女子と目があいすぐにそらされた。 アルスはフードをかぶると、自分の席に歩いていき、そのまま座った。 ブランクはそんなアルスを見てあることを思っていた。 (....確か両耳のピアス...あれは魔力抑制具... あいつは魔力が無いと言っていたが..... 何故力を隠しているんだ?) .
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