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私はああいう輩があまり好きではない。 キラキラギラギラしている男も、キャピキャピピンク色の声を上げる女たちも、私は好きじゃない。 なんで男も女もあんなにはしたなくはしゃぐことができるのかわからない。どこぞのお嬢様だったんじゃなかったのか。 「邪魔です。」 人の間を縫って淡々と校門へ進んでいく。後ろの方から「感じわるぅい」と刺々しい声が聞こえた。 うざったい。めんどくさいわね。 「ねぇねぇ、」 ムカムカしながら振り向かずに歩く私を、誰かの手が掴む。 「っ?」 咄嗟に腕を振ってその手から逃れる、と、 「ねぇ、君は俺のことが嫌いなの?」 ギラギラしたその砂糖王子が、私に無駄なスマイルをまいていた。
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