勇者と魔王

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A;な、なんだってー!? B;ふふ、驚いたか? さあ、わかったら早くワシの仲間に……。 A;ベギラゴーン! B;ぐはあ! な、なぜだ息子よ。 A;うるさい! 父親なんか余計気持ち悪いわ! B;な、なぜだ。 A;あれは僕が5歳の時だった。親父は僕に、『毎朝6時に起きればかめはめ破が打てるようになる』と言った。以来、僕はそれを信じて、今では早起きとベギラゴンだけが特技の勇者になってしまったんだ! B;ぬう、まさかそんなことになっていようとは。すまなんだ、息子よ。 A;今更謝っても遅い! 覚悟しろ! 親父! C;ちょっと待った! A;な、お前は……! C;そう、私は……。 A;僕の従兄弟の祖父の妹の夫の孫のはとこ! C;そう! つまりお前の身内だ。私と世界を半分こにするなら、構わないだろう? A;ベギラゴーン! C;ぐはあ! な、なぜ……。 A;うるさい! 従兄弟の祖父の妹の夫のまま孫のはとこが身内なら、みち人は全員身内だろうが! C;かんだな。 A;うるさーい! 2人まとめてぶっ飛ばしてやる! B;まあ待て、息子よ。 A;待つか! くらえ、最終奥義。はぁーー……。かめはめ破! C;できるんかい! ぐへえ。
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