神様がくれた言葉

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俺達は刀を使えない代わりに、木刀と竹刀を基本として使っている。 勿論、木刀や竹刀も刀と同様手入れは欠かさずやっている。 特に木刀に関しては、それを主に使っている訳だから尚更気を遣う。 それで今日、斎藤と総司、それから新見は木刀の手入れをしてたらしい。 普段から刀に熱を持っている一は、特に熱心にやるわけで…。 木刀にもかなりの思い入れがあった。 俺らの力は尋常じゃないから、試合で竹刀や木刀が折れたりすることはよくある。 だが、斎藤だけは何故かあまり折れない。 多分、使い方が上手いからだ。 自分の愛刀も当たり前にある。 そりゃ勿論俺らもそうだ。 俺なら和泉をモデルにした木刀。 総司は菊一文字モデル木刀。 そんな感じだ。 今回は…それを原田が折ったらしい。 原田は稽古で薙刀をしてたらしい。 そしたら汗でそれが飛んで…たまったま、斎藤の木刀にあたった。 二つとも折れちまったんだ。 原田はその時練習用の薙刀だったから、別にいいやで済んだらしい。 だが、斎藤は愛刀だから別にいいやで済むわけがなく… 普段大人しい斎藤がキレたらしい。
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