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「「「えぇぇぇえぇぇぇえぇぇ!?」」」
俺達は見た通り、悲鳴をあげていた。
ーーーーーー否。
原田達三人と、総司、高杉、坂本、新見は悲鳴をあげていた。
山南さんは物珍しそうな顔をし、山崎は興味津々な感じだ。
斎藤や俺は目を見開いて驚き、近藤さんや芹沢、源さんは事の成り行きを黙って見てた。
何故俺達がこんな事になっているかというと、事は数分前…。
ーーーーーー数分前…。
「暇ですねぇ…。土方さん、あの面白い俳句ないんですかぁ?」
「…ってめぇ!」
「わぁ、こわいなぁ。
土方さんあんまり怒ってると禿げますよ?」
「総司ぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃぃ!死ねぇぇぇえぇぇえぇぇえぇぇぇ!」
「だから、禿げますよ?」
今日は一段と暇だった。
いつもなら、訳のわからない書類を理事長が持ってくるのだが…。
今日は珍しくなかった。
その書類がないせいで、俺達は暇で暇で仕方がなかった。
あるのも困るが、ないのも困る。
「ほんまに暇やわぁ…。」
山崎もプラスチック製のクナイをくるくると回しながら、そうぼやく。
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