神様がくれた言葉

5/8
前へ
/8ページ
次へ
「神様にしろ何にしろだ…。」 新見がダルそうに口を開いた。 まぁ…いつまでも疑ってたら、話が全く前に進まねぇけどよ…なぁ…? 「何が目的なんだ?一体。」 「………うぅんとね…。」 少し考える素振りを見せた後、誰が見ても頬を染めるような笑みを浮かべたそいつ。 だが………。 俺達の反応は全く違った。 「「「ヒィッ…!!!」」」 芹沢や総司、吉田すらもそう悲鳴を上げそうになるくらい、真っ黒な笑みを浮かべていたからだ。 後ろに般若というか…鎌を持った死神が見えるのは、俺だけなのか!? ………俺だけでは無いみたいだ。 「ふふふふ…。」 そう不気味な笑みを浮かべるそいつから、一歩、また一歩と後ずさり。 「聞かないでくれるかしら?」 その質問…というか脅迫に、俺らはただ首がちぎれんばかりに頷いた。 逆らえば待つのは"死"な気がしたからだ。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加