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「神様にしろ何にしろだ…。」
新見がダルそうに口を開いた。
まぁ…いつまでも疑ってたら、話が全く前に進まねぇけどよ…なぁ…?
「何が目的なんだ?一体。」
「………うぅんとね…。」
少し考える素振りを見せた後、誰が見ても頬を染めるような笑みを浮かべたそいつ。
だが………。
俺達の反応は全く違った。
「「「ヒィッ…!!!」」」
芹沢や総司、吉田すらもそう悲鳴を上げそうになるくらい、真っ黒な笑みを浮かべていたからだ。
後ろに般若というか…鎌を持った死神が見えるのは、俺だけなのか!?
………俺だけでは無いみたいだ。
「ふふふふ…。」
そう不気味な笑みを浮かべるそいつから、一歩、また一歩と後ずさり。
「聞かないでくれるかしら?」
その質問…というか脅迫に、俺らはただ首がちぎれんばかりに頷いた。
逆らえば待つのは"死"な気がしたからだ。
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