6人が本棚に入れています
本棚に追加
(さっさと部屋に戻ろう。ちと寒いや。)
足早に階段をかけあがり部屋に入る。ちらっと時計を見ると針は9時を示していた。
(ちょっと早く起きすぎたな…もう一眠りするか。)
今日は特に休日ではない。9時となればとっくに朝飯を食べている時間だろうが、彼はそうしなかった。ここ数ヶ月の朝はこんな感じが続いていた。早く起きたところで何もすることはない、ならばもう一眠りしてしまおう。明らかにだらけている。
「……んがっ」
早速イビキをかき始めた彼、鈴村悠介は今年からニートとなっていた。
最初のコメントを投稿しよう!