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「ああ…いい…いいなぁ!3D飛び出るおっぱいポスターは…!」
「兄貴、また哲学してるの」
「おう志帆!見ろ!この立体感溢れる感じを!これこそまさに今世紀最大の発明だ…!ほら!ほらほらほら!」
「もお!妹になんて物見せるのよ!…でも…」
ぺたぺた…
「大丈夫だ!志帆!お前もあと数年すれば膨らんでくるぞ!それまではカルシウムと野菜をたくさん摂るんだ!」
「マジで!?…って!バカ!」
「はっはっは!」
あれから俺達は会話も増え、志帆がまたテラスに来るようになった。たまに志帆が学校で宿題をもらってきた時なんかは俺が教えたりもしている。この前はレイチェルと3人で映画を見に行ったりもしたし、俺が働いてるファミレスにも来てくれた。「人気中学生読者モデルの柏木志帆が来店したファミレス」とゆうお陰で売り上げも右肩上がり。しかも志帆はファミレスのキャラクターにもなって!俺も志帆も最近は充実している。
「ねえ兄貴」
「んー?」
「レイチェルにはもう告ったの?」
「ぶはっ!げほっ!げほっ!なっなな…!何をバカな!」
「だって!あんなに仲良しじゃない!こないだ行った映画館だってポップコーンを「あーん」し合ってたじゃん?」
「あ、あれは…!なるほど!つまり志帆は俺にしてもらいたかったんだな!?はいあーん!」
「あーん」
「かぁいいなぁ…♪」
「あ、ありがとう…じゃなくて!今は兄貴とレイチェルの話をしてるの!」
「それが…まだなんだ…」
「なんで!?あそこまで行ってたらレイチェルは多分待ってるよ?!」
「だけどよぉ…!俺…なんて言えばいいかわかんねぇし…ダサいし…」
「むぅー…」
志帆は俺をじっと見つめて何かを考え始めた。
「…うん…でも…いや…やっぱり…」
手でカメラの形を作ったり独り言を言い出した。俺は何をされるんだ?
「やっぱ無理だわ」
「どうして?!お兄ちゃん泣いちゃう!」
「違うの!今の兄貴には無理って事!いい!?兄貴!アメリカってゆう国は、ドイツやイタリアやフランスに並ぶファッション大国なの。レイチェルの私服見てもやっぱり可愛いじゃない?兄貴みたいなGパンポロシャツなんてダメ!」
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