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「行くよ?!せぇーの!」
「「なぜ?なに?教えて!志帆リン♪」」
「アメリカってゆう国はファッションの先進国の1つでもあるの。イタリアやフランスは独自性や優美性、大人でシックな感じなの。その分、似合う人は限られちゃうけど、アメリカは「誰にでも着こなせるコーディネート」が主流ね。子供用のファッションも力を入れてるよ。」
「へぇー…」
「例えばこれ、いい?兄貴の勝負服は2000円Gパンに980円のポロシャツよね?靴とか含めたら総額3500円~5000円くらいかな。」
「値段を言うな値段を!」
「次はこれを見て。」
「おぉー、やっぱりモデルが着たら似合うんだなぁ」
「この服全部でいくらくらいだと思う?」
「んー…結構高いだろ…?」
「ハズレ。アクセとかも含めて全部で1万円なの!」
「マジでか!?でも…こうゆうのはモデルの人が着るからであって…」
「だぁーから!アメリカのファッションは!?」
「誰でも着こなせるコーディネート…」
「そう!てなわけで!明日はあたしに付き合って!あたしがバッチリ兄貴をコーディネートしてあげる!」
読者モデルってのはすごいなぁ。まさに脱帽。志帆は俺の体格や寸法を図り、何やらメモをしていた。
「よし!これで明日を待つだけね!」
「よっしゃあ!なんかやる気出てきたぜ!」
…翌日…
俺は志帆と何年か振りに買い物へ。街行く人は志帆を見てなにやらひそひそ言ってる。そして俺に目を向けるとひそひそがざわざわに。
「な、なあ志帆…?」
「なに?」
「…すごく見られておりますが?」
「いーの。今はオフなんだから」
「そうだな…よし!じゃあまずは何から買「きゃああぁあ~!志帆りん♪」
「うぇ…」
「志帆りんじゃね?!えっ!?志帆りんだよね?!やっべー!マジかわいいんですけど!?ねぇ!写メ写メ!写メいい!?」
頭の悪そうな奴らが来た。志帆を見るなり携帯を取り出して写メを取り出す。志帆は困惑していた。何者だろうと志帆を困らせる奴は許せない。
「はっ?!ちょっ…!てめぇ何すんだよ!」
「マジ意味わかんねぇすけど!」
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