第3章「想いよ届け!愛の告白電磁砲(ラブラブレールガン)」

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「久しぶりだね…この店」 「そうだなぁ…」 こうして見ると志帆も確かに成長したんだな…。あの時はまだぶかぶかだった中学の制服も今やぴったりだし…顔つきもどことなく大人びてる。読者モデルってゆう傍らで学校に行って、勉強もあまり手につかなくても毎日が充実しているようだ。 …以前の志帆の気持ちがなんとなくわかってきた。素直になりたくてもなかなか素直になれないんだ…。「今さら…」と思ってさらに反発する…。心のどこかでは常に俺を求めていたんだろうな…。ひょっとして…志帆の気持ちをわかってやれなかった俺に原因があるんじゃないかって思ってる。 「…なあ志帆」 「うん?」 「…前はさ…どうして俺にああ接したんだ…?」 「…ん…うん…」 「答えづらかったらいいんだ。…ただ…俺思ってるんだ。志帆の気持ちをわかってやれなかった俺が悪かったんじゃないかって…」 「…兄貴は悪くないよ。あたしがバカみたいに背伸びし過ぎただけ。…はは!バカだよね!あたし!今じゃあ仲良しなのに…もっと…早く兄貴に謝っていればよかった…って…!ちょっと後悔してるかな…!ぐすっ…!」 「志帆…」 「ごめん…!なんか泣けてきた…!」 「…いいよ、何も言わなくて。」 志帆が流した涙が、俺が欲しかった答えなんだろうな。それと同時に志帆の心をしっかりと受け止めないと…俺はまた自分にしっかりと言い聞かせた。 「ほら!喰うぞ志帆!」 「ぐす…!…うん!」 「よし!じゃあお兄ちゃんがこの肉団子をあーんしてやろう!あーん!」 「あー…ふ…!お、大きふぎふよ…!」 「あっはははは!」 もう1つ思い出した。志帆はここの肉団子が好きだったんだよな。 …数日後… 「やった!やったぞ志帆!レイチェルをデートに誘ったぞ!」 「本当!?じゃあいよいよだね!レイチェルに告白!」 「おう!なんだか…!志帆が選んだ服があればなんだって出来そうな気がしてきたぞ!」 「うんうん!で?デートはいつ?」 「明日」 「明日ね…!じゃあ今日はあたしが告白のシチュエーションとタイミングと!台詞を教えてあげる!」 「志帆先生!よろしくお願いいたします!」
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