第2章
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「ねぇ…」 「うわっ!!なんだよ!!」 俺は裾をつかまれて転びそうになった。 驚いている俺をよそに 春希は真剣な顔をしていた。 「そんな怖い顔してどうしたんだよ?」 「蒼は好きな人とかいる?」 「え…?」 俺はひどい顔をしているに違いない。 「ふ、深い意味はないよ!? ただ気になって…」
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