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「ありがと
一緒に遊べて楽しかった
ボクいっつも独りだったから…」
寂しげに笑うと彼は空を見上げた
「……もう遅いし帰った方がいいよ?」
そして僕の方に視線を向けると首を傾げて帰り道を指差した
「また……逢える?」
思わず僕が聞くと、
彼は静かに首を振って応えた
「さよならだよ。
ボクにはもう時間が無いから……
今日キミにまた逢えて良かった。
ちゃんとお別れしたかったから」
微笑む彼の周りがキラキラと耀きだしてきた
「じょ…冗談だよな?
お別れとか…ヤメロよ…
嫌だよ」
多分今の僕は泣き笑いの様な情けない表情してると思う
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