同窓会

不安

あの二人はよく覚えている。

クラスの中心人物だったからだ。

中心人物といっても学級委員長とかそういうのではない。ガキ大将といったとこだろうか。ちびまる子ちゃんでいうと大野君と杉山君的ポジションだった。

特に峰田は男女関係なく仲良く振る舞っていて、クラスの人気者だった。スポーツ万能で以外と勉強もよく出来ていたと真央は思う。みんなから「ミネケン」というあだ名で呼ばれていた。女子からの人気も高く、「ミネケンが好き」なんていう子もいたくらいだ。

ミネケンといつも行動していたのが白石太一だった。ミネケンと同様にスポーツ好きで、幼い頃から柔道をやっていた。文武両道という言葉が似合う男子生徒だった。