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「行ってきます!」
ドアを開けると見慣れた風景が私の視界に入った
楽しそうにはしゃぐ小学生や、少し足早に歩いているサラリーマン
特に変わった様子はない光景だ。
でも、私にとっては今日の風景は昨日とはまるで違っていた
「7時3分か・・・。」
制服のポケットに入っていた腕時計を見てから、隣の家を見た
あと、10分でいつもの約束の時間になる。
昨日までの私なら隣の家の前で彼が出てくるのを待っていただろう。
でも、もうその必要はない
私は腕時計をしまい、通学路に足を進めた
、
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