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音を出さないように、そろりそろり…と歩を進めていた……はず。
?「あんたか…。
副長が言っていたのは」
後ろから肩を掴まれ、動けなくなってしまった私に、静かに話しかける人物。
心春「あ…、えっと…副長とは…?」
焦っているのがバレないよう、冷静さを保とうとするが…冷や汗だらだら。
?「副長…土方歳三と言えばわかるか?」
心春「あ……
土方さん…の言っていた斎藤…さん?」
斎藤「あぁ。あんたを迎えにきた」
心春「あはは…っ。
そ、そうですよね」
斎藤「幹部は、みな、集まっている。
あんたの処分を決める」
心春「は、はい…(汗」
捕まってしまえば、終わり。
このまま、着いていかなければ…今ここで斬られるかもしれない…。
私は、素直についていくしかなかった…。
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