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鑪「じゃあ、こうしよう。…あのキノコを俺が料理するから、ジョン君は毒見…じゃなくて、味見して?」
ジョン「いやッ!私、キノコ嫌いッ!」
鑪「キノコを食べると大きくなれたり、火の玉を投げられたり、ペンギンになったり、空を飛べたりするんだよ?」
ジョン「大きくなれなくていい!私、小さい!火の玉、嫌い!ペンギン、生臭い!空を飛べなくてもいい!」
鑪「何だと!生意気な!髭のおじさんに謝れッ!」
ジョン「鑪サン、怖いッ!ペリーサンより、怖い♪」
鑪「あ~何か、もう、どうでも良くなって来た…。」
鑪は、ジョンをからかうのに飽きたのか、歩く速度を上げた。
ジョン「置いていかないで!」
鑪「少しは真面目に探しなさい!」
ジョン「鑪サン、探してない。私、きちんと見てる!」
鑪「何だと!生意気な…。」
堂々巡りのようだ。
ジョン「…鑪サン。」
鑪「あ?」
ジョン「前世で…美筝さん…慶乃さんとは…恋仲だったの?」
唐突な質問を投げ掛けるジョン。
鑪「はぁっ?!」
ジョン「…違うの?」
鑪「あ…いや、いきなり何故、そんな質問を?」
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