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ジョン「邪魔?」
鑪「…俺達は、例えどんな理由があろうとも、恋人を守って、死ねないから。」
ジョン「…?」
鑪「組長だけが、恋人を守っても、良かったんだよ。…任務っていう、名目で。」
ジョン「お姫さまを好きになったから?」
鑪「慶乃は…組長達に自分の恋を重ねたんじゃないかな?自分は、恋をしていても、貫けないから。…結局、そうやって、軍姫の身代わりを引き受ける事で…俺の事も守ってくれたんだって…あの時は、そう感じたけど。」
ジョン「ん?…よくわからない…。」
鑪「蘊英仁が、の組を自由にさせてたのは、慶乃がいたからだよ。慶乃は、の組と政局側の橋渡しだったんだよ。」
ジョン「…。」
鑪「蘊英仁が、慶乃に出してた条件…。それがなかったら、の組は内乱が起こる以前に、全滅だったって事だよ。」
ジョン「…でも、蘊英仁が…一番最初に、手を下したのって…。」
鑪「慶乃だったね…。」
ジョン「…。」
鑪「この話は、もうやめよう。」
ジョン「うん。」
鑪「うん…。」
ジョン「ごめんなさい…。」
鑪「いやいや、何故謝る?」
ジョン「私、思い出させた…。」
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