第十四章~捜せ!戦の達人!

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出港から10日が経ち、いよいよ次の土地へと到着した。 永昌が用意してくれた通行手形は、永昌自身がその場に居た為、ほとんどが無用の長物となった。 哀「せっかく苦労して、手に入れたのに…。」 充分過ぎるほど休息を取った哀は、悲しそうな表情を浮かべながらも、ふざけている。 りん「まずは、妹子さんを探さないとよね…。」 りんは、哀を素通りして言った。 鑪「…ねぇ。俺の勘違いかも知れないけど…“の組”の“御力”を感じない?」 突然、鑪が切り出した。 八兵衛「それは、私も感じました。」 永昌「…ここで、やるべき事が…また一つ増えましたね。」 永昌は考え込みながら、口を開く。 鑪「御力探しと妹子さん探しと…道場破りだっけ?」 哀「え?道場破りするの?」 ジョン「私、負けない!」 八兵衛「道場破りじゃ、ありませんよ!」 八兵衛は、慌てて突っ込んだ。 哀「じゃあ俺、†の組†戦隊隊長ッ!そうだな…情熱の赤を基調にしよう!」 哀は、楽しそうに手を挙げて言った。 美筝「なら、私は可愛らしく、桃色だな。」 美筝も、含み笑いしながら手を挙げた。 哀「冷静な鑪さんには、青を託そう。」 哀は、鑪を逆指名した。
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