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だけど、どうしても最後まできみだけだって思えなかった。
それは幼い自分だからこそなのか。
それともどちらへの想いも浅かったからなのか……
今になっても出ない答えではあるけれど、俺はきっとどちらのこともその時その時、好きだったんだと思えるようになった。
恋愛は一つじゃない。
始まりも、多種多様で。
それを一つに当てはめようとしすぎて苦しかった。
でもそれらが重なって……俺は今、大切な人に出会えた。
だから何一つ後悔はしてないんだ。
ただ言えることは、彼女のことが好きだったことも紛れもない事実で。
君が好きだったことも嘘偽りないってこと。
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