キミ-2

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 だけど、どうしても最後まできみだけだって思えなかった。    それは幼い自分だからこそなのか。    それともどちらへの想いも浅かったからなのか……  今になっても出ない答えではあるけれど、俺はきっとどちらのこともその時その時、好きだったんだと思えるようになった。  恋愛は一つじゃない。  始まりも、多種多様で。  それを一つに当てはめようとしすぎて苦しかった。  でもそれらが重なって……俺は今、大切な人に出会えた。  だから何一つ後悔はしてないんだ。  ただ言えることは、彼女のことが好きだったことも紛れもない事実で。  君が好きだったことも嘘偽りないってこと。
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