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「全く、お前もアホだよな。不法侵入者の癖に都市のど真ん中にある王城の真ん前での垂れてるなんて、どんな馬鹿な不法侵入者でもやらんぞ」
笑いのなかにどこか呆れたような感じの兵士。
あぁ、イライラする。
「あの…俺、別に怪しいものじゃ無いッスよ?別にこの国に来ようと思って来たわけじゃ…」
「自分の事を怪しくない何てな、怪しい奴が言う台詞なんだよ!さて、団長がお見えになった。くれぐれも怪しい行動は慎めよ」
「…この子が不法侵入者ですか?思っていたよりも随分若いのですね」
「こっちも、団長って言うもんだからてっきり男かと思ってましたよ」
「貴様!」
「よい!…期待に沿えなかったようだな。まぁ私には関係ないがな。所で、貴様は何処の国の出だ?素直に答えれば罪は軽くしてやろう」
「はっ。そんな口車にのせられると思うのか?それに、真面目に答えたところで信じねぇだろ」
「貴様!!」
兵士の台詞が一定になってきたな。
ボキャブラリー少なすぎだろ、兵士。
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