<はじまり>

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「ここまで質問ある?」 「えーと、まず、なんでシルシについて詳しいんだ?」 率直に一番聞きたいことをきく。 「それは、私もシルシを持ってるからよ」 と、リボンをほどき、ブラウスのボタンを外す。 「お、おい、なにやってんだこんなとこで」 ベリルは真っ赤になりながらもなにもいわずにボタンを2つほど外した。そして、軽く広げて見えるようにしてきた。 すると、大きい谷間の上の方に小さな四角形があった。 「ど、どう?」 (上目遣いで聞いてくるな。普通の男だったら大変なことになるぞ) と思いつつオレも赤面してただろう。 「確かにシルシだ」 何となくしかわからないがな。 「でおまえはもう魔剣を持っているのか?」 続けて質問した。 「あなた、話聞いてた?魔剣をもってないとシルシは出ないのよ」
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