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「まだだ…」
ベリルは呟くと、炎剣を再び握り、連次に向かって剣先から赤っぽい光の弾を3つほど打ち出した。
しかし、連次は振り返りもせずに最小限のステップでかわす。
「やめておけ。けがするぞ」
と、呟くと紅い目が普段の色に戻ってゆく。
ふぅ、この能力使うと疲れるんだよな。まあリミッターをはずしてるわけだから体には負担がかかる。当然だな。疲れたし、帰って寝るか。
と、帰路につきたいがそう人生上手くいかねないもんだな。
だって、ベリルの炎剣が後頭部に触れるまで1秒ないとこまできてるんだもん。
バーサーカーモードは普通の人のリミッターだ。つまり、ある程度危険なことになると勝手に力が発動する。
それに抗うこともできずに俺の瞳は再び紅く染まった。
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