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さて、いま俺は教室にいる。時間は朝、ホームルームの数分前。
時期に先生がきて、ベリルを紹介して、学校内逃亡生活が始まる。否、始まってしまう───
「ホームルーム始めるぞー」
ほら、来た…
「今日は転入生を紹介する。入って来なさい」
とてとてと、片手をつりながら入ってきたのは紛れもなく、ベリルだ。
「ベリル・雨令・ジェイドです。よろしくお願いします」
何人かの黄色い声援が飛び交っているが、本性を知っている俺は怖くてたまらなかった。
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